顎変形症手術のこと

2018年、一度もブログを更新することなく1年が過ぎて
2019年を迎えてしまいました。

去年は、4月に顎変形症の手術をして
術後3週間流動食生活&冬くらいまで本気で顔が腫れる
というのが一番大きな出来事だったかもしれません。
(そのまま太ってしまったのと加齢により
今も頬は完全復活ならず……涙)

上下の歯が噛み合っていないため
いろいろな不具合が起きだして
矯正歯科で手術をすすめられたのは4年ほど前。
以来、手術準備の歯科矯正を続け
今も術後の矯正中です。
(「手術前提の矯正は保険が効くよー」
という矯正歯科院長の甘い囁きに、うっかり決断してしまいました)

術後に顔が腫れるのは事前に聞いており
そしてここ数年走り続けて体力が限界に来て帯状疱疹を発症したりもしていたので
思い切って療養を兼ねて数ヶ月休暇を取ることにしました。

「ちょうどいい、人生の長期休暇だ。
2018年は夏が終わるまで療養するぞ。
いっぱい本読んで、映画見て、手芸するぞー❤️」
と、手術は怖いけれど、術後の長期休暇を楽しみにしていたのでした。

ところがそうはうまくいかないのが、フリーランスのお仕事。
新規の取材はお断りしたものの、レギュラー仕事は断れません。
数年に一度だけど、ずっと担当させてもらってるインタビューの仕事などがタイミングよく発生したり、打ち合わせが必要になったりで
結局、術後1ヶ月で仕事復帰となりました。

術後は上下の顎をゴムでがっちり固定され
2週間は歯の隙間から液体だけを摂取する生活。
以降は食事の時だけ顎のゴム固定を外し
柔らかなおかゆやスープなどが食べられるようになっていました。
術後1ヶ月ならば顔は腫れてますが、短時間の取材や打ち合わせは可能です。
先生方には「ゴムをつけたまま、腹話術のように歯を閉じて話しなさい!」と言われながら(マジか!)
そんな風体のライター相手だと取材相手が話に集中できんわと、
自己責任で取材のときだけゴムを外す許可をもらいました。

わたしを執刀してくれた主治医の先生は
矯正歯科院長が紹介してくれたのですが
おそらく近畿でも一番たくさん手術されている先生で
額変形症の名医だと思います。
おかげで出血も少なく、後遺症もなく、手術は大成功。
もちろん術後はめっちゃたいへんでしたけど
痛みはほとんどなくてすみました。
ありがたかったです。

でも、全身麻酔の手術というのがここまでダメージくらうのか
というのは、計算外でした。
流動食なのも元気がでない原因だったかもしれません。
退院後すぐは読書するパワーすらでなくて
簡単な家事と編み物するのが精一杯。

仕事復帰後も、しばらく調子がでなくてたいへんでした。
一番困ったのはお腹の調子。
手術時の抗生物質によって腸内細菌が絶滅の危機となり
固形物を食べていないせいもあって
術後1ヶ月経ってもずっとお腹がゆるく外出しづらい。
大阪での取材も、下痢と戦いながらの仕事となりました。
(思い出しても泣ける……)

それ以外にも、すぐ疲れる、ぼーっとする、集中できない、忘れっぽい
などなど、なんだかすっかりポンコツになってしまって
生きているのがやっとな感じ。
一度打ち合わせに伺った大学で、トイレと教室とベンチの3箇所に忘れ物をするというミラクルも起こしました。

原稿書きにもものすごく時間がかかるようになってしまいました。
正直なところ、まだ復活できていません。
もはや、手術の後遺症ではなく老化のせいなのかもしれませんが
以前の自分とは全く違うので戸惑います。

シュジュツコワイ……
お年寄りが大きな手術したらすっかり弱ってしまわれるのはこういうことか、と身をもって知った感じです。

そんなこんなで、結局本調子がでないまま
2018年が終わってしまいました。
自分のなかでは、積み残した宿題が山ほどあります。

2019年は、去年できなかったことを
ひとつひとつ実現していこうと思います。
ポンコツはもう治りそうにないので
身体と相談しながら、ゆっくりと。

ここでの日記も少しずつ書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

追伸
また4月に今度はプレートを外す手術をやります。
今度は前ほどたいへんじゃないそうなんですけど……再び全身麻酔です。

これ以上ポンコツにならないように祈るばかりです。
身体も鍛えなくてはーーー!

2019-01-09 | Posted in おしごとComments Closed 

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